企画展「歴史の中の龍」
2012年は、辰年です。「十二支の動物」では、龍(竜)があてられています。 龍は想像上の生き物とされますが、インドや中国、日本などでは、雲を起こし、雨を呼ぶ強い霊力を持った存在として神格視され、崇められてきました。 そもそも龍は、中国では「鱗虫(りんちゅう)の長」とされ、日本でも蛇や魚に近い種として考えられていました。...
View Articleアートで泳ぐ 海の中
きらきら光る水のなかに、たくさんの輝く命が存在し、生きている鼓動が聞こえてくるかのような海の世界。 アーティストたちが制作した海の生物で、おかざき世界子ども美術博物館がまるで海の中のように変身します。...
View Article草原の王朝 契丹 ―美しき3人のプリンセス―
契丹。それは、いまからおよそ1000年前、唐王朝が滅亡し中華世界が混沌を続けるなか、北アジアの草原地帯に生まれた一大王朝です。 巧みな騎馬戦術と、唐を継承する高い工芸技術によって国力を増大させ、200年の長きにわたって栄華を極めました。 本展では、契丹文化の粋を集めた、美しい宝飾品、ガラス細工、陶磁器などの文化財を、かの地を生きた3人のプリンセスに焦点を当てることでご紹介します。...
View Article荒木高子展 -心の深淵に迫る-
荒木高子は、1921年、兵庫県西宮市に生まれました。華道未生流宗家の家元であった父の死後、1936年に15歳で家元代行として家業に従事することになります。 本展覧会は、荒木高子の没後初めて開催される回顧展です。生涯にわたる陶芸作品を展示し、荒木が陶芸界に残した足跡をたどります。...
View Article第6回展覧会企画公募
展覧会の企画を志して活動している若手への支援・育成を目的とし、展覧会企画そのものを公募するプログラム『展覧会企画公募』。選出された企画はトーキョーワンダーサイト(TWS)が支援し、TWS本郷にて展覧会を実施する機会を得ます。 今年は3企画に加え、1企画を特別賞として選出し、皆さまにご覧いただきます。...
View Articleジャン=ミシェル オトニエル : マイ ウェイ
フランスを代表する現代美術作家・ジャン=ミシェル オトニエルが満を持して発表する、日本初個展を開催します。 2011年3月にパリのポンピドゥーセンターでスタートし、ソウル→東京→ニューヨークの3都市を巡る本展は、ジュエリーの如く輝くガラスの大型立体作品を中心に、初期作品を含めた約 60 点を一挙公開する貴重な機会です。 オトニエルは、パリ市中心に位置するメトロ『パレ ロワイヤル ミュゼ ド...
View Article世界のブックデザイン2010-11
印刷博物館P&Pギャラリーで開催する『ブックデザイン』展も、今回で10回目を迎えました。 本展では、毎年3月にドイツのライプツィヒで開催されている『世界で最も美しい本コンクール』の入選図書14点と共に、現在の世界最高峰のブックデザイン及び造本技術を、約240冊を通じてご紹介します。...
View Article三代 山田常山 ―人間国宝、その陶芸と心
三代山田常山(1924-2005)は大正13年、愛知県常滑市に生まれた陶芸家です。常滑焼(急須)の作陶により、平成10年には陶芸分野では愛知県で初めて、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。...
View Article聖なる銀 アジアの装身具
古来より、その輝きが「月光」にも喩えられる、銀。アジアにおいて、銀は普遍的な素材として、また強い反射が邪悪なものをはね返す金属として尊ばれ、装身具に多用されてきました。 本展では、近・現代のアジアの代表的な装身具270点をご覧いただき、さまざまな歴史や民族が交錯するアジア大陸ならではの、地域の比較や特徴などを披露しながらその魅力に迫ります。...
View Article没後50年・日本民藝館開館75周年 「柳宗悦展 ―暮らしへの眼差し―」
柳宗悦(やなぎむねよし、1889-1961)は、無名の職人たちの手によって生み出された日用雑器に美を見出した思想家です。 その独自の審美眼により、新しい美の概念と工芸理論を展開しました。...
View ArticleLOVE POP! キース・ヘリング展 アートはみんなのもの
1981年、ニューヨーク地下鉄構内の広告版に、シンプルな線で描かれたヒトやイヌ、ピラミッドなどが突如現れました。ユーモアに溢れ、特に社会風刺が込められたその絵は、やがて世界中に強烈な印象を与えることになります。 キース・ヘリング(1958-1990)。彼は「限られた人々だけではなく多くの人々が楽しめるアート」を目指し、美術界だけでなく、全世界で一大ムーブメントを巻き起こしました。...
View Article林忠彦写真展 ~紫煙と文士たち~
太宰治、川端康成、三島由紀夫、司馬遼太郎、松本清張、北杜夫、柴田錬三郎――。 「昭和」という時代を代表する写真家の一人、林忠彦(1918-1990)の代表作でもある、文士たち59名のポートレート作品をご紹介します。...
View Article横浜美術館コレクション展
横浜市が、1982年(昭和57)以来、収集してきた美術品を展示する横浜美術館コレクション展(愛称:ヨココレ)。 2011年度のヨココレは、約9800点から選りすぐった逸品を、常時200点前後ご紹介します。...
View Article安井仲治の位置
安井仲治(やすい・なかじ、1903-1942)は、日本を代表する写真家として国内外から熱い注目を集める存在です。 ポートフォリオが昨年度に当館に収蔵されたのを機に、安井の作品をご紹介します。 2010年には、オリジナルのネガに基づくモダンプリント(一部はヴィンテージ・プリントの複写)のポートフォリオが完成。今後、安井に対する関心はさらに高まるものと予想されます。...
View Article2011年度コレクション展Ⅲ コレクション名品選 美術の中の“わたし”
兵庫県立美術館では、前身の兵庫県立近代美術館の時代より40年以上にわたって作品収集を行い、収蔵作品数は8000点以上に及びます。 年3回の展示替えを行いながら所蔵の名品をさまざまなテーマに分けて紹介するコレクション展では、今回「美術の中の“わたし”」と称した展示を行います。...
View Article和のよそおい ―松園・清方・深水―
四季折々の豊かな自然。そのなかで育まれた日本人の美意識は、絵画や工芸品などにも取り入れられてきました。 日本の民族衣装である着物は、織物や染色などの総合的な工芸品であり、季節や着る人によってもさまざまな美しさをみせる、日本独特の芸術といえるでしょう。...
View Article解剖と変容 プルニー&ゼマーンコヴァー ―チェコ、アール・ブリュットの巨匠―
極上のアール・ブリュット作品が、神戸に上陸! チェコ出身のルボシュ・プルニー(1961-)と、アンナ・ゼマーンコヴァー(1908-1986)。この、アール・ブリュットと呼ばれる分野で注目を集める芸術家を皆さまにご紹介します。...
View Articleパリへ渡った『石橋コレクション』 1962年、春
いまからちょうど50年前、当館の開館10年目にあたる1962年(昭和37年)に、パリで『東京石橋コレクション所蔵─コローからブラックに至るフランス絵画展』が開催されました。 この度、当館の開館60周年を記念して、当時の様子をご紹介する展示をご覧いただきます。...
View Article新春の花 ~梅・椿を中心に
この冬、成川美術館では、3つの展覧会を開催します。 なかでもメイン展となる『新春の花 ~梅・椿を中心に』は、新春の花をモチーフとした華やかな展覧会です。梅と椿を中心に、辛夷、蝋梅、水仙など、早春の花々を描いた作品を一堂に会します。...
View Article安野光雅の絵本展
絵本や絵画、エッセイなど、幅広い分野で活躍を続ける安野光雅(1926-)。 本展は、その40年以上に及ぶ絵本作家としての仕事をご紹介する展覧会です。 鮮烈なデビュー作となった『ふしぎなえ』(1968年)をはじめ、本展では近作『繪本...
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