絵本や絵画、エッセイなど、幅広い分野で活躍を続ける安野光雅(1926-)。
本展は、その40年以上に及ぶ絵本作家としての仕事をご紹介する展覧会です。
鮮烈なデビュー作となった『ふしぎなえ』(1968年)をはじめ、本展では近作『繪本 三國志』(2008年)にいたるまでの代表的な絵本の原画を一堂に展示します。200点にも及ぶ展示作品を「ふしぎ」「数学」「物語」「古典」「風景」などのテーマごとに分けて展覧。安野光雅の絵本制作の全貌に迫ります。
国際アンデルセン賞やケイト・グリナウェイ賞をはじめとする、国内外の重要な賞を数多く受けている安野光雅。今回は、その創作活動を回顧する、またとない貴重な機会です。
さらに今回、板橋区立美術館では皇后陛下美智子さまのご著書『橋をかける』『バーゼルより』『どうぶつたち』の表紙原画(宮内庁所蔵)を特別に出品します。
家具デザイナーの小泉誠氏による展示家具が彩る展示会場で、遊び心あふれる安野光雅の世界をお楽しみください。

『ふしぎなえ』(表紙) ©空想工房2012 津和野町立安野光雅美術館蔵

『天動説の絵本』 ©空想工房2012 津和野町立安野光雅美術館蔵

『がまの油 贋作まっちうりの少女』 ©空想工房2012 津和野町立安野光雅美術館蔵
■開催期間:2012年2月25日(土)~2012年3月25日(日)
■会場:板橋区立美術館
■ホームページ:http://www.itabashiartmuseum.jp/art/index.html
■住所:東京都板橋区赤塚5-34-27
■お問合せ先:03-3977-1000