松井冬子展 -世界中の子と友達になれる-
現在、その活動が最も注目される画家の一人、松井冬子(まつい・ふゆこ、1974-)。その、公立美術館における初めての大規模個展を開催します。 横浜美術館では、2006年に『日本×画展...
View Articleすべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙
20世紀の初めに生を受け、ベルリンでダダや構成主義などの新興芸術を吸収した、村山知義(1901-1977)。 日本の近代美術に決定的な影響を与えた村山の宇宙的な多様性を紹介する、初めての大規模な個展を開催します。 1923年にベルリンから帰国した村山は、まもなく機関誌『マヴォ(MAVO)』や『三科』といったグループの活動を通じて、大正末期から昭和初期の日本美術界を震撼させます。...
View Articleイ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに
究極の身体、理想の社会を追い求める、韓国女性アーティスト、イ・ブル(1964-)。現代アジアを代表する芸術家として国際的に評価を受ける彼女の、世界初の大規模個展を開催します。...
View Article大阪市立東洋陶磁美術館コレクション 悠久の光彩 東洋陶磁の美
大阪市立東洋陶磁美術館は、住友グループ21社から国宝2件・重要文化財12件を含む「安宅コレクション東洋陶磁」寄贈の申し出を受けて生まれた美術館です。大阪市が中之島公園内に建設を決定し、1982年11月に開館しました。 以来、中国・韓国の陶磁器を中心に、多くの個人コレクターからの寄贈作品が加わり、現在では収蔵品の質・量ともに国内随一を誇ります。...
View Article抽象と形態:何処までも顕れないもの
私たちを取り巻く、あらゆる物理現象や精神世界。それらを自らの眼差しと手によって描き顕すことに情熱を燃やす7人の現代美術家にスポットを当てる展覧会を開催します。 さらに、彼らの創作に影響を与えたモネ、ピカソ、サイ・トゥオンブリーなど、当館コレクションを中心とした参照作品も展観。約80点の展示作品から、視覚芸術における抽象と形態の隠れた関係性を探ります。...
View Article人間国宝の人形 ~夢に誘う人形たち~
人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定された、日本を代表する人形作家たち。その魅力をお伝えする、当館でしかできない特別企画展を開催します。 日本に数ある美術館のなかで、人間国宝の人形を所蔵する館は数えるほどしかありません。そのため、彼らの作品に出会える機会は非常に少ないのが現状です。...
View Article生誕100年 ジャクソン・ポロック展
「ジャクソン・ポロック ―彼はアメリカで今生きている最も偉大な画家か?」。1949年、アメリカの大衆誌『ライフ』に、そう題されたセンセーショナルな記事が掲載されました。...
View Article開館60周年記念展 原弘と東京国立近代美術館 デザインワークを通して見えてくるもの
原弘(1903-1986)は、国立近代美術館が京橋に開館した1952年(昭和27)年から1975年(昭和50)年まで、実に23年間にわたって、当館の展覧会ポスターをほぼ一貫して手がけていました。 原弘が当館の展覧会のためにデザインした展覧会ポスターは約200点を数え、戦後の原弘の仕事の重要な一角を占めています。...
View Article特別展 スリップウェアと西洋工芸
スリップウェアとは、化粧土(SLIP)を用いて文様を描き、表面にはガレナ釉などを掛け、低火度で焼成する焼物の総称です。 日本で一般的に知られているのは、18世紀中頃~19世紀末に実用品として生まれた英国陶器でしょう。縞模様や抽象文、簡素な鳥文などが施された陶器は、本国よりも日本で高く評価されてきました。...
View Article「織」を極める 人間国宝 北村武資
北村武資(1935年、京都生まれ)は、京都西陣で得た高度な織の技術と現代的な感覚によって、織の造形に新たな地平を切り開きました。 1995年に≪羅≫、2000年には≪経錦≫で重要無形文化財保持者に認定。今日を代表する作家として国内外で高く評価されています。...
View ArticleMAMプロジェクト 016:ホー・ツーニェン
ホー・ツーニェン(何子彦)は、シンガポールを拠点に活躍する若手アーティストです。 香港、ロンドン、パリ、ベルリン、シドニーなど、世界各地で作品を発表し、数々の国際ビエンナーレと国際映画祭で注目を集めてきました。...
View Articleホノルル美術館所蔵 北斎展 ―葛飾北斎生誕250周年記念―
アジア美術の収蔵で世界的に知られるホノルル美術館。約1万点もの浮世絵版画が収蔵され、その質の高さには定評があります。 コレクションの中核をなすのは、ミュージカル『南太平洋』の原作者、ジェームス・A・ミッチェナー氏の寄贈による約5400点の浮世絵作品です。...
View Articleみえるもの/みえないもの
写真。それは、目の前の世界をそのまま写し出すことで、記録性や日常性を刻印します。 本展では、写真の特性を活かし、またはぐらかして、「みえるもの」「みえないもの」の双方を浮かび上がらせる作品をご紹介します。 恋人や友人たちのプライベートを写した, ナン・ゴールディンの写真。妻との旅行や別れの過程を捉えた、荒木経惟の写真。それらは現実の記録であるだけに、一層、観る者に愛や死にまつわる物語を喚起します。...
View Article版画の魅力 銅版、木版、孔版、リトグラフ
版画は、「版」を利用して制作される絵画で、同じ作品を複数制作できることが特徴です。 木版画に代表される凸版、銅版画に代表される凹版のほか、平版(リトグラフ)、孔版(シルクスクリーン)など――。版種にも、いろいろなものがあります。 歴史としては木版画が最も古く、中国では7世紀、日本では8世紀、西洋では15世紀初頭から作例が見られます。...
View Article魅せられて、インド。 ――日本のアーティスト/コレクターの眼
宗教、思想、文化、芸術など、インドと日本との間では、近代以降、実に幅広いジャンルにおいて交流がなされてきました。 1964 年に個人の海外渡航が自由化されると、多くの若者が日本を脱してインドへ旅するようになります。それから現在まで、さまざまな視点で「混沌のインド」に向き合ってきました。さらに近年では、新興経済国としてのインドにも高い関心が集まっています。...
View Article上島鳳山と大阪の日本画
笠岡に生まれ、大阪で活躍した風俗画家、上島鳳山(うえしまほうざん、1875-1920)。 彼の作品を中心に、明治後期から大正前期にかけての大阪における日本画の状況を検証する展覧会を開催します。...
View Articleタカオカ邦彦写真展 「icons―時代の肖像―」
私たちが肖像写真に魅了されるのは、なぜでしょうか。 それは、人間の顔には魅力があり、肖像写真はその内面を端的に写し出すからです。 しかし同時に、人間は顔を巧みに使い、自らを覆い隠し、そのイメージをつくり出します。写し出された顔。そこには謎も多く、それもまた偽らざる魅力です。...
View Article祝福のうつわ ~伊万里・鍋島名品撰~
慶賀の文様として馴染みのある松竹梅。長寿を祝う鶴亀。平和を表す鳳凰や麒麟。やきものには、縁起のよい文様が施されているものが多く見られます。 特に「献上手」とも呼ばれ、贈答品としても用いられた伊万里焼の型物金襴手のうつわや、将軍家などへの献上用として作られた鍋島焼にはおめでたい文様が選ばれています。...
View ArticleGRAPHIC WEST 4 奥村昭夫と仕事展
ロート製薬や江崎グリコをはじめ、おなじみのロゴマークのデザインで知られる奥村昭夫。 デザイナーは、どのように「仕事」と生きるのか――。その一つのヒントとして、奥村の40年間とこれからをご紹介します。 サントリー奨励賞、朝日広告賞、香港グラフィックデザイン賞、ニューヨークADC賞、ニューヨークTDCジャッジズチョイスなど。奥村は、国内外のさまざまな賞を受賞してきました。...
View Article長谷川豪展 スタディとリアル
建築をつくることは現実に学び、現実を押し広げることである―─。 今、最も注目される若手建築家の一人、長谷川豪。そのデビュー作≪森のなかの住宅≫から最新作≪石巻の鐘楼≫まで、全11作品を一挙にご紹介します。...
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