ダ・ヴィンチの幻の傑作≪ほつれ髪の女≫が、日本初公開! 謎多き≪アイルワースのモナ・リザ≫が世界初公開!!
≪モナ・リザ≫や≪最後の晩餐≫など、世界的な名画を残した巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ。本展は、ダ・ヴィンチの作品はもちろん、弟子との共作、弟子やレオナルド派と呼ばれる画家たちによって描かれた作品などを通じて、ダ・ヴィンチが創造した「美の理想」の真髄に迫ります。
現存するものは十数点しかしないといわれるダ・ヴィンチの絵画作品。そのなかから、≪モナ・リザ≫と同時期に描かれたとされる円熟期の傑作≪ほっれ髪の女≫が初来日します(東京会場のみ)。さらに≪衣紋の習作≫など、若き日の習作2点も、日本初公開です。
また今回、ルーヴル美術館やロンドン・ナショナル・ギャラリーにも所蔵される≪岩窟の聖母≫とは別の、“もう一つの≪岩窟の聖母≫”も出品されます。ダ・ヴィンチと弟子によるとされるこの≪岩窟の聖母≫は、プライべート・コレクションのため、専門家でも展観の機会が少ない貴重な1点です。
本展のさらなる見どころは、もう一つのダ・ヴィンチ作という説もある「モナ・リザ」=≪アイルワースのモナ・リザ≫と衝撃の≪裸のモナ・リザ≫でしょう。ダ・ヴィンチから強く影響を受けた弟子の作品、さらに後世の画家たちによる十数点もの≪モナ・リザ≫を通じて、≪モナ・リザ≫の謎に迫ります。
世界各地から日本にやってくる出品作品の約9割が、「日本初公開」となります。また、ダ・ヴィンチと同時代の画家たちの作品や書籍、資料なども含めて、総作品数約80点を展示。「万能の天才」の美の系譜を日本で初めてご覧いただける、またとないチャンスにぜひお越しください。

レオナルド・ダ・ヴィンチ≪ほつれ髪の女≫ 1506~08年頃 パルマ国立美術館蔵

レオナルド・ダ・ヴィンチと弟子(名誉監修カルロ・ぺドレッティ氏説)≪岩窟の聖母≫ 1495~97年頃 個人蔵 ©Private property in trust of The Pedretti Foundation, Los Angeles

レオナルド・ダ・ヴィンチ構想/サライ(帰属)≪裸のモナ・リザ≫ 16世紀 レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館寄託
■開催期間:2012年3月31日(土)~2012年6月10日(日)
■会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
■ホームページ:http://davinci2012.jp
■住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
■お問合せ先:03-5777-8600