四方を海に囲まれた日本の国土は、内陸には山々が連なり、山岳、湿原、湖沼、峡谷、清流と、変化に富んだ表情豊かな山と野に囲まれています。私たちが暮らす群馬も、武蔵野の奥、海から離れた内陸にあって山野の情景が美しい地勢にあります。こうした気候風土は、そこに住む人間の自然観にも影響を与えています。
山はランドマークであるとともに、人に恵みを与え、ときには災禍を招き、人知を超えた存在として畏敬されてきた、地域の信仰対象でもあります。そして、人の手が入らない寂寞とした原野が持つ趣は、自然の造形の神秘を感じさせます。
現代人が雄大な自然の光景に心奪われ、人里離れた山野に生きる鳥や動物、植物に魅力を感じるのは、先人たちが畏敬してきた自然に対する記憶を引き継いでいるからかも知れません。
本展覧会では、“山”と“野”をキーワードとし、日本画に描かれた山野の情景を辿ってみたいと思います。
■開催期間:2016年4月16日(土)~2016年4月19日(火)
■会場:高崎市タワー美術館
■ホームページ:http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2016032500027/
■住所:群馬県高崎市栄町3-23
■お問合せ先:E-mail tower-museum@city.takasaki.gunma.jp Tel.027-330-3773
■開催期間:2016年4月16日(土)~2016年4月19日(火)
■会場:高崎市タワー美術館
■ホームページ:http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2016032500027/
■住所:群馬県高崎市栄町3-23
■お問合せ先:E-mail tower-museum@city.takasaki.gunma.jp Tel.027-330-3773