戦後、岡本太郎はアヴァンギャルド(前衛)芸術の旗手として、作品を発表し、講演を行い、また多くの雑誌に彼の芸術論を執筆するなど、エネルギッシュに活動しました。岡本は1950年に著した著書『アヴァンギャルド藝術』の中で、ピカソやルソー、エルンスト等と同じ地平に「子どもの絵」「精神障害者の絵」「アフリカの仮面や神像」をのせて、自身の芸術観を語っています。
「アール・ブリュット」とは1940年代にフランスのアーティスト、ジャン・デュビュッフェによって生み出された言葉です。
「ブリュット」とは「生(なま)」「生(き)」という意味で、「アール・ブリュット」とは、美術の専門教育を受けていなくても、独自の表現で自分の世界を築いた表現、表現者たちを指す言葉です。
この「アール・ブリュット」の考えは、岡本太郎の『アヴァンギャルド藝術』の芸術観と繋がるものではないでしょうか。
本展は「岡本太郎とアール・ブリュット─生の芸術の地平へ」と題し、様々な表現世界を持った人たちの作品や子どもたちの絵、障害をもちながら作り続ける作家たちの作品を紹介いたします。
■開催期間:2014年7月19日(土)~2014年10月5日(日)
■会場:川崎市岡本太郎美術館
■ホームページ:http://www.taromuseum.jp/
■住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
■お問合せ先:044-900-9898
■開催期間:2014年7月19日(土)~2014年10月5日(日)
■会場:川崎市岡本太郎美術館
■ホームページ:http://www.taromuseum.jp/
■住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
■お問合せ先:044-900-9898