漫画家生活25周年記念企画 『西原理恵子博覧会　バラハク』

「サイバラ」と呼ばれて親しまれる西原理恵子(さいばら・りえこ)は、漫画好きのみならず、幅広い層に知られ、人気がある漫画家です。
本展は、西原の漫画家生活25年を記念して開催される企画展です。

1964年、高知県に生まれた西原は、武蔵野美術大学在学中の1988年に、週刊ヤングサンデー『ちくろ幼稚園』でデビュー。1997年『ぼくんち』（小学館）で文藝春秋漫画賞し、同作品は2002年に阪本順治監督によって映画化もされました。
さらに『毎日かあさん（カニ母編）』（毎日新聞社）が2004年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。2005年に『毎日かあさん』（毎日新聞社）と『上京ものがたり』（小学館）が手塚治虫文化賞短編賞、2010年にはVOGUE NIPPON Women of the Year 2010を受賞し、『毎日かあさん』で第40回日本漫画家協会賞参議院議長賞（2011年）を手にしています。

貴重な原画の紹介をはじめ、取材先での膨大な写真資料、元夫である故・鴨志田穣氏との思い出などなど……。本展では、これまでの西原理恵子の作品を通して、その魅力を公開します。
作品の背景にあった出来事と、仕事場に潜む資料の数々。25 年間サイバラが過ごした「あの頃」や「この頃」が詰まった展覧会が、満を持して九州初上陸です。ぜひお見逃しなく！