須貝一穂展

クロージングパーティ　12月23日(日)　16時〜19時 ＊会期中　火曜・金曜　休廊 制作のはじめ ある日の仕事帰りに、会社の同僚と電車が一緒になったので車中色々と話しをした。 その中で私が日々楽しみにしている事についても尋ねてみた。 それは、会社の行き帰りの馴染みの道や電車から見える見慣れた景色が、まれに妙に 新鮮に見えたり、思い出そうとしていたわけではないのに、何かやっている時にふと 懐かしい感覚を思い出したりする、といった体験が、面白く、気になっている、 といった事だった。 同僚はそういう事は当たり前にみんな感じているので、あえて言ったりはしないし、 とくに朝などは機嫌の悪い人もいるので、そういうあえて言うほどでもない事で話し かけると、かえって面倒になる、と言う。 私はなるほどと思った。 馴染みの見慣れた風景が新鮮に見えたり、なんでもない時に不意に夢で見たような 懐かしさを思い起こしたりする、といった感覚を、できるだけよく憶えていたいと 思っている。 はじまりは、同僚が言うところの、あえて言うほどでもない楽しい感覚に由来している のだ。 2012.10　須貝一穂 須貝一穂　KAZUHO SUGAI 1977　東京生まれ 2005　武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了 2008　武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程造形芸術専攻単位取得退学 主な個展 2001 exhibit LIVE [iaiv] / 東京 2004 GALLERY ES / 東京 2006 exhibitLive & Moris / 東京 2007 GALLERY EXPECTS vol.8 フタバ画廊 / 東京 2008　武蔵野美術大学博士後期課程 研究発表展 / 東京 2011　Zuishoji Art Projects / 東京 その他 2005 ホルベイン スカラシップ奨学賞

■開催期間：2012年12月12日(水)～2012年12月24日(月)
■会場：Gallery子の星
■ホームページ：http://www.nenohoshi.com/
■住所：東京都代官山町13-8-113
■お問合せ先：gallery@nenohoshi.com