駆けたり、跳ねたり、転がったり……ひとときもじっとしていない子どもたち。いわさきちひろは、そんな動きまわる子どもの姿を、ごく自然に描き出した画家でした。母親であったちひろのそばには、いつも“ムーブマン(※)”そのものの子どもがいました。日々成長していく息子を見つめ、スケッチを繰り返すなかで、ちひろはどんな格好をした子どもも描き出すことのできるデッサン力とともに、動きをとらえる“ 線” を身につけていきました。流れるように、跳ねるように描かれた線そのものが、子どもの動きの速さやリズムを伝えています。紙のうえで思い切り自由に子どもを動かすために、ちひろは晩年まで果敢に新たな表現に挑戦し続けました。本展では、ちひろの描く子どもの“ムーブマン”の表現に焦点をあて、初期のスケッチから育児書などに描かれた線画、晩年の絵本まで、約120点の作品を展示します。※ムーブマン mouvement(仏)=動勢。美術用語としては絵画などに表現された躍動感のこと。
■開催期間:2016年3月1日(火)~2016年5月22日(日)
■会場:ちひろ美術館・東京
■ホームページ:http://www.chihiro.jp/
■住所:東京都練馬区下石神井4-7-2
■お問合せ先:03-3995-0612
■開催期間:2016年3月1日(火)~2016年5月22日(日)
■会場:ちひろ美術館・東京
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■お問合せ先:03-3995-0612