Nii Fine Artsでは2016年1月15日(金)から31日(日)まで「内藤由樹展-this is/isn’t mine/yours-」を開催いたします。
内藤由樹は1987年大阪生まれ。日本でフォトグラファーとして6年活動した後、海外で写真を学ぼうと日本を離れヨーロッパ・アメリカを旅する。2014年 スペイン人写真キュレーター Alejandro Castelloteの知遇を得て南米ペルー・リマにある写真センターcentro de la imagenでビジュアルアートのマスタークラスを受講、2015年 master digreeを取得。現在はリマを始めメキシコ等、ラテンアメリカを中心に活動している。
初個展となる今回、新作の写真・ドローイング・立体・インスタレーション作品約10点を展示いたします。
また、1月16日(土)には坂上義太郎さん(美術評論家・元伊丹市美術館館長)を招き、作家とのクロストークを開催いたします。
受賞歴
2013 キヤノン写真新世紀佳作 佐内正史選
キヤノンフォトグラファーズセッションファイナリスト
主な展示
2015 “tiera de piel” Sala Luis Miro Quesada, Lima Perú
“territorial” centro de la imagen, Lima Perú
2013 “ キヤノン写真新世紀展 ” 東京都写真美術館 , Osaka Art Coat Gallery
“ キヤノンフォトグラファーズセッションファイナリスト展 ” キヤノン品川
“being” TOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHY
写真集
2013 “being” TIP BOOKS
http://yuki-naito.tumblr.com/
ステイトメント
ひとつの出来事は、いま ここ 私に対して 現れているものが全てではなく、それ以外のいつか どこか 誰かの前に(または誰もいなくても) 繰り返し現れ/消え続けています。
ある日、メキシコの道ばたで犬を見ました。その数ヶ月前、タイでも犬を見ました。そのしばらく後、NYで、スペインで、パリでも、犬を見ました。今日も見るかもしれません。
また、あなたも今日、ここに来るまで/ここから帰るとき、犬を見るということはあり得ます。
“犬を見る”という出来事はばらばらの時、ばらばらの場所に存在し、べつべつの主体によって経験されています。
現在自分の目の前にそれが現れているからといって、その経験の持ち主が自分であるとは言い切れない。
ある出来事は、個人の記憶の中ではなく、ひとひとりが持ち得る領域を超えて、私たちというものに支えられている概念の中に存在します。
ここにあるものは、私の前に現れたイメージですが、これらはあなたの 過去/未来/今日 にも現れ得ます。
これらは私のものであると同じように私以外の誰かのものでもあり得ます。
私はここで、私達が、他人の経験した出来事を共有することの可能性/不可能性について確かめたいのです。
■開催期間:2016年1月15日(金)~2016年1月31日(日)
■会場:Nii Fine Arts
■ホームページ:http://www.niifinrarts.com
■住所:大阪府大阪市中央区高麗橋2-3-9 星和高麗橋ビルB1
■お問合せ先:E-mail keita@niifinearts.com Tel.06-4708-7839
■開催期間:2016年1月15日(金)~2016年1月31日(日)
■会場:Nii Fine Arts
■ホームページ:http://www.niifinrarts.com
■住所:大阪府大阪市中央区高麗橋2-3-9 星和高麗橋ビルB1
■お問合せ先:E-mail keita@niifinearts.com Tel.06-4708-7839