「ファッション」。そう聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
ショーウィンドーの素敵なドレス、街で目にする奇抜な格好、流行しては消えていくもの……。さまざまなイメージを想起させる「ファッション」は、時代を彩り、常に人々を魅了してきました。
本展覧会では、シャネルやディオールのオートクチュール、ダイアナ妃やハリウッド女優の華麗なドレス、さらにヘップバーンやマドンナらをモデルにした写真やイラストレーションなどをご覧いただきます。
第Ⅰ章『クリエーション:デザイナーの芸術作品』は、デザイナーが創造力を発揮するファッション・ショーのドレスを展示します。出品されるのは、選び抜かれた素材と熟練した技術で仕立てられた、夢のようなドレスばかりです。続く第Ⅱ章『コラボレーション:アイコンとデザイナーの共同制作』では、ダイアナ妃やジャクリーン・ケネディ、オードリー・ヘップバーンらハリウッド女優のセレブリティーの存在感を高めるうえでひときわ大きな役割を果たしたきらびやかなファッションをご紹介します。
さらに、第Ⅲ章『リクリエーション:ファッション写真とイラストレーション』では、マドンナらのセレブリティーをモデルにした写真やイラストレーションを含む1920年代から近年までのファッション写真やイラストレーションをご紹介。ファッションのイメージの変遷を辿ります。
ファッションを象徴する「ファッション・アイコン(an Icon of Style)」をキーワードに、その魅力に迫る本展。米国ボストン美術館が所蔵する156点の作品を通して、心躍るファッションの世界に浸ってみませんか。

オリヴィエ・ティスケンス(ロシャス社)≪イヴニング・ドレス≫ 2005年春夏

ユーサフ・カーシュ≪ジャクリーン・ケネディ≫ 1960年 ©Estate of Yousuf Karsh

ウィリアム・クライン《シモーヌ+ニーナ、ローマ、スパーニャ広場(ヴォーグ誌)》1960年 ©William Klein Courtesy Howard Greenberg Gallery
Photographs ©2012 Museum of Fine Arts, Boston.
■開催期間:2012年3月17日(土)~2012年5月27日(日)
■会場:名古屋ボストン美術館
■ホームページ:http://www.nagoya-boston.or.jp/
■住所:愛知県名古屋市中区金山町1-1-1
■お問合せ先:052-684-0101