深川番所ギャラリーでは2015年5月22日(金)から6月21日(日)まで、角田みどりの初個展を開催致します。
2012年の2人展からは2度目の作品紹介となります。
ファッションフォトグラファーとして誌面を飾り、著名人のポートレイトを撮影する傍ら、彼女のライフワークとして自然への畏敬をテーマとした作品があります。彼女の作品からは時に湿り気や温かみ、冷えた鋭い何かを感じとることができますが、彼女は観る人がそれを感じることで、それぞれの柔らかで繊細な思いや、大切だけれど忘れがちな物事に気がつくきっかけにしてほしいと言います。
今回は ' Messages 'と題し、彼女がこれまで撮りためた30点近くの作品を オリジナルプリントにて ご紹介致します。
Messages
祖父が亡くなった時、その魂はどこへいくのか不思議だった。
祖父の身体は動かなくなってしまったが、魂は生きている気がしていた。― 魂とはなにか?
そしてまた祖父の亡骸に祈る人々を見て、その行為にも不思議さを感じ惹かれていた。― 祈りとはなにか?
その時連れていかれた神社や教会で感じた独特で厳かな静謐さ。なんとも気持ちの良い、でも不思議な感覚。
これはいったい何だろう、神なのか、神みたいなものなのか。― 神とはなにか?
私はこれらの実態のないものたちに強烈な美を感じている。そしてこの感覚を写真で表現できないか、再現できないかと奮闘している。またそれが私の役割だと勝手に思っている。
日々この偉大な地球から様々なメッセージが送られてくる。それらを受けとり賛賞するつもりで ありのままの自然や日常の瞬間を撮るようになった。地球にその賛美が伝わればと願いつつ、その作品を見てくださった人々が 作品に自分の物語を重ね、心の糧にしれくれればと祈りを込めて作品を創っている。
魂も祈りも神のような何かも、全ては地球から送られてくるメッセージによるものだろうか。
私は荘厳な大自然にも、日々のふとしたところにもそれを感じる。
どちらにも普遍的な何か、心の灯し火になるような一瞬がある。
私はまず光の中にそれを発見した。
角田 みどり
C.V.
1977年 東京生まれ
2000年 上智大学外国語学部ロシア語学科卒業
2001-2003年 宮原夢画氏に師事
2004年-現在 雑誌、広告、CDなどで活躍中。
Solo Show
2010 Gallery 優空間
2010 渋谷Bunkamura Gallery +
2010 Galleryラヴァンド
Group Show
2014 Spain SCAN Tarragona International Photo Festival
2013 Rect Verso Gallery ‘ art photograph group show ‘
フォトグラファーの視点 : 光と瞬vol.11
2012 Fukagawa bansho gallery ‘ 変幻 ‘
2011 Rect Verso Gallery ‘ art photograph group show ‘
2011 THE 8TH GALLERY ‘女性クリエーター博覧会 ‘
2010 Galleryラヴァンド
2009 銀座ART BOXギャラリー
■開催期間:2015年5月22日(金)~2015年6月21日(日)
■会場:深川番所ギャラリー
■ホームページ:http://gallery.kawaban.net/
■住所:東京都江東区常盤1-1-1-2F
■お問合せ先:E-mail gallery@kawaban.net Tel.03-6666-9862
■開催期間:2015年5月22日(金)~2015年6月21日(日)
■会場:深川番所ギャラリー
■ホームページ:http://gallery.kawaban.net/
■住所:東京都江東区常盤1-1-1-2F
■お問合せ先:E-mail gallery@kawaban.net Tel.03-6666-9862