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Channel: 注目の展覧会|OCNアート artgene.(アートジェーン)
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大西伸明: Vacuum

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■ Opening Talk: 2015.5.23 sat 18:00 - 無料 Talk: 大西伸明 x 池上司氏(西宮市大谷記念美術館) ■ Opening Party: 2015.5.23 sat 19:00 - 無料 1年間の海外研修を経て、 大西伸明、満を持して帰国後初個展を開催! オリジナル/複製という物事の捉え方への再考から、本質を探り出すべく、"薄さ"や"反復"といった手法を用いて、一見するとリアルでも感覚的に違和感が残るような立体や平面作品を制作する大西伸明。ときに意表を突くユーモラスな表現のわずかな隙間から、別の視点でのものの見方を提示し、そこから何が見えてくるのかを投げかけてきます。 今回、ギャラリーノマルでの3年振りとなる個展では、2タイプの新たな試みに挑戦します。 1つは"Vacuum"(真空)と名付けた立体作品。もう1つは、前回2012年の個展時に考案、発表した”スループリンティング(※)”を発展させた平面作品。いずれも大西の思考が先鋭的に表現された魅力溢れる展示となります。 ※スループリンティング(Through Printing) 大西が新たに考案した、スクリーン印刷を応用した技法。 スキージによってインクをこし出す通常のスクリーン印刷とは異なり、インクを吹きつけることでイメージを定着させる。版と支持体の距離によって焦点をコントロールしながら、「集中と拡散」という相反する状態を一度につくり出すことが出来る。 <作家コメント> 人間の身体は内部を外にはさらしていないらしく、胃や腸の中も竹輪の穴のようなモノで外側みたいなものだそうだ。人間の身体を輪切りにしてみたところで出てくるのもある意味表面なわけだし、レントゲンに映したところでただの薄っぺらい写真でしかない。型取りして面白いのは、複製物を薄っぺらく仕上げることで実際には無い仮想の裏側を作ることができることだ(もちろん仮想の表側ともいえる)。その裏側の存在感や境界をあれこれ操作して、表面がまるで内側の影になるようなものになれば、両義的なバランスがほんのり崩れて危ういものになると思っている。 大西伸明

■開催期間:2015年5月23日(土)~2015年6月20日(土)
■会場:ギャラリーノマル
■ホームページ:http://www.nomart.co.jp/gallery/exhibition/2015_onishi.php
■住所:大阪府大阪市城東区永田 3-5-22
■お問合せ先:E-mail info@nomart.co.jp Tel.06-6964-2323

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