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Channel: 注目の展覧会|OCNアート artgene.(アートジェーン)
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現代地方譚2 アーティスト・イン・レジデンス須崎

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 高知県沿岸の弓形の中央に突如現れる、変化に富むリアス式の海岸線が特徴的な須崎市。天然の入り江は豊かな漁場として、また海運の要として市の発展を支えてきた。高知初の鉄道敷設の起点、商工業の発達、そして町絵師、絵金との関わりなど華やかなトピックと歴史、文化を有し、度重なる地震津波被害をも乗り越えて興隆してきたが、近年は都市部への人口流出、少子高齢化、経済構造の変化への対応の遅れ等、地方特有の問題を抱えており、それは同時に地域文化の発 信が困難な状況を作り出している。アートを通じてもういちど地域社会を見つめ直し、町に新しい反応を起こすきっかけを生み出したい…。  上記の理由から現代地方譚は企画され、2014年1月に初めての展覧会が開催されました。 アーティストが滞在制作し、現地で市民と共に展覧会を作り上げるユニークな試みは県内外より注目を集め、多くの方にご来場いただき、好評を得ました。 第二回となる今回はまちかどギャラリーの他、JR 駅舎、閉鎖された銭湯、昔駄菓子屋を営んでいた住居等を展示空間として利用し、旧市街に残る須崎の魅力的な街並みを歩いて巡る、地域により開かれた展覧会を目指します。 前回に引き続き、須崎出身の美術作家、竹﨑和征氏の協力を得て高知県内外より作家を招聘いたします。 県外で活躍する作家の多様な価値観を紹介するとともに地元の作家との親睦をはかり、会期中は制作プロセスを公開。また、まち歩き、ワークショップを行い地元の方や来場された方と一緒に展覧会をつくり上げ、地域文化をさらに盛り上げます。  さらに高知市内では藁工ミュージアムの企画、 素展 meets「現代地方譚」 HOW TO ブリコラージュ ―素と対話すること 素に語らせることーにおいて前回のアーティスト・イン・レジデンスで制作された作品が展示されます。須崎の地域性を基にしたコンセプトが藁工とのコラボレーションによって新たに展開して行きます。 今年市制施行60周年を迎えた須崎市に現代地方譚はどのような変化をもたらすでしょうか。

■開催期間:2014年9月27日(土)~2014年11月3日(月)
■会場:すさき まちかどギャラリー/旧三浦邸
■ホームページ:https://www.facebook.com/airsusaki
■住所:高知県須崎市青木町 1−16
■お問合せ先:E-mail machikado.gallery@gmail.com Tel.050-8803-8668

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